ナースコール壁面端子を備え離床センサーと接続可能な離床センサー簡易チェッカーなるものを作成しました。

※これを製作したのは2015年ですが、それから一年後にさらにコンパクトで部品点数がすくない離床センサーチェッカー2も作成しております。 離床センサー簡易チェッカー2

sencepic1

動画だとこんな感じ

離床センサーが作動すると、簡易チャッカーがで動作するというものです。

簡単に言うと離床センサーの点検の為だけのナースコールです。

音と光で離床センサーに異常がない事を教えてくれます。 結構便利です。

 

必要な部品は

・ナースコール壁面端子と同じメスコネクタ(今回はナースコール延長ケーブルを流用しました)

・そうめんの空箱

・タイマーIC555 2個

・抵抗

・コンデンサ

・スピーカー

・ユニバーサル基盤

・電源 今回はそこらへんに転がっていたACアダプターを利用しました。

 

くらいのもんです。

 

まず離床センサーとは?からなんですが、名前のとおり床を離れるときに報知してくれるセンサーの事をを指します。

 

種類は様々なものがありますが、当院ではニプロの転倒虫マットセンサーを利用しています。

 

このセンサー類の故障が非常に多いのです

 

理由は使用頻度が高い事、劣悪な利用環境で使用されるその2点です。

 

当院での最もよく起こる故障は”ケーブルの断線”によって離床センサーが作動しないという事。

これは機器管理者としては見逃せませんよね、転倒を抑制する機器が有事の際にまったく働かないというのは絶対にあってはなりません。

 

 

転倒虫やマットセンサーが正常動作しているかを確認するには実際に使用してみれば解る事です。

使用するには病棟の壁面にあるナースコール端子に接続し正常動作する事を確認できますが、複数台ある離床センサーをいちいち病棟までもっていって確認するのは面倒ですし現実的ではありません。

そこで簡易的で持ち運び可能なナースコールを作成したわけです。

離床センサーを中央管理しているので、返却の際に機器管理室のある地下1階で点検ができるというてはずです。

 

ケーブル類を外して導通チェックしたらええやんっていうツッコミは全面禁止です。

あくまで簡単に短時間にチェックするという目的の為に作りました。

 

作成にあたり、まず行った事はマットセンサーと転倒虫の機器内部の調査と動作原理を調べました。

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転倒虫の頭が離れるとスイッチが押された状態になりナースコールが鳴るという仕組みです。

右の写真の箱のようなものが転倒虫と手動ボタンのナースコールを接続でき、黄色いケーブルを既存のナースコール壁面端子へと接続するものです。

中を拝見してみます・・・
内部を開けた時点でメーカー保証はなくなります。
自己責任でお願いします。

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めっちゃ簡単な作りに愕然としてしまいました。

マットセンサーのほうもほぼ同じ作りです。

バージョンの違いで細かいところが違いましたが、基本的な構成は一緒です。

写真からするとケーブルがたくさんあって複雑そうなんですが、そうでもありませんでした。

実際にナースコールで利用されているケーブルは2本だけです。

その色はだいだい色黄色ですが、バージョンやコネクタメーカーの違いで色は違うかもしれません。

私が簡易図を手書きで書いてみました。

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もっと簡単にしたらこんなん↓

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みなさま気づきましたか?

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壁面端子と接続するケーブルの中のだいだい色黄色線の2つのケーブルを2つのスイッチで並列につないでいるだけなんです。まぁ簡単

次は握って押すボタン式のナースコールを分解してみました。種類はケアコム製です。

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こちらは電線が3本使用されていますが、ナースコールを鳴らすという機能はだいだい色黄色のケーブルという事がわかりました。

また発見したのは、ボタンおせば0Ω(導通している)の状態になり、ボタンを離すと10kΩ程度の抵抗値となりました。完全に回路が切り離されるわけではないという事です。

それでは離床センサー簡易チャッカー作りです。

いつもは10KΩ程度の抵抗値で導通しているが、ボタンをおせば完全に導通し、チェッカーが鳴るといった回路を組むのは面倒くさいので、今回は握って押すナースコールは接続しないで離床センサーをチェックできる物を作成しました。

これは簡単です。

要はスイッチが入れば音と光が発生するものを作ればいいだけです。
そしてそのスイッチが離床センサーです。簡単です。

音はタイマーIC555で作りました、凝った作りにする為ICを2つ使用し断続音になるようにして、さらに目立つように青色LEDを点滅させるというものにしました。

音は4Ωのスピーカーを利用し、電源は電池だと交換が面倒なのでAC電源からACアダプターを利用しました。

電圧はタイマーIC555の許容する電圧であればOKだと思います。

今回はメーカー不明の6V 0.2Aのものを利用。

回路図はこちら

離床センサー簡易点検装置

 複雑そうに見えますが簡単にできます。

ブレッドボード上に組んで、動作確認後、半田づけしました・・・

がっICを反対に取り付けており、最終的には汚い仕上がりになってしまいました。

sencepic4

音の調整はICにつけた50KΩの2つの抵抗を調整すると音が高くなったり、周期が変わったりします。

これだけでも楽しいです。

以上

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