2017年2月15日 私の初めての書籍が発売されました。
手前みそですが、基本を押さえつつアナログ回路が学べ、実践に富んだ内容になっています
ぜひ読んでみてください。
↓詳しくは下記画像をクリック↓

前回からの続きです。

一応おさらいですが、人工呼吸器に搭載されているバッテリー(捨てるやつ)を利用して安価にUPSを作ろうとする計画です。

災害時に数時間の家電を動かし、携帯の充電も何度もできるというすぐれものを作成します。

キャンプや釣りに持っていけば数時間利用できる投光器に早変わり

 

一応構想は固まったので今回はとりあえず充電器を製作します。

 

作りたい物の構想(おさらい)

①通常は家庭用電源からトリクル充電で繋ぎっぱなし

充電終了後はフローティング充電となり安全。

②持ち運びが可能でコンパクト

③インバーター内蔵でバッテリーからコンセント電源を利用できる

④直接携帯を充電する為USB端子が内蔵

⑤照明もほしい
です。

今回充電するバッテリーですが、人工呼吸器ベネット840からとりはずした(捨てる予定)のシール鉛バッテリーです。↓まだまだ使えます。

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yuasaのバッテリーで電池容量は20時間率で7Ahです。
電池容量とは時間率で表します。

この電池だと20時間で7Ahなので一時間あたり、0.33Aづつ電流を流すと20時間持ちますよって事です。

ちなみに時間あたりの電流値を増やせばトータルの電池容量は下がります。
2015-06-18 14.20.13
10時間率だと(0.7Aづつ使うと)電池容量は6.4Ah 9時間の連続使用ができる
5時間率だと(1.4Aづつ使うと)5.9Ah 4時間の連続使用ができる
というようにデータシートかかれています。

このシールバッテリーの充電ですがいいものがありました。

それは秋月電子から発売されているたった1000円のキットです。
その他にも揃えたものは↓

 

なんと1500円くらいでできるし簡単です。秋月のキットも簡単に製作可能です。

そんで回路図です。↓
2015-06-22 11.35.53
このキットこのままでも最高にいい物ですが、
以下の点を改造する事にしました。

①この充電器にバッテリーの電圧が逆流してIC723が壊れる危険があるので出力にダイオードをいれて逆流防止策を講じる

②上記を施工するとダイオードの順方向電圧降下分、バッテリーを満充電させる事ができないのでダイオードを入れた状態で出力を13.68Vまで設定する。(キットのR6を5.6kΩにするとVR2で電圧を可変できる)

③充電器の入力はそこらへんに転がっている古いPCのスイッチング電源を利用、その電圧は19.5VでOK。

 

こちらが改造施工後の回路図です。↓
2015-06-22 12 08 32

赤文字で示したところが改造ポイントです。

それでは組みたてです。

キット付属の基盤もあったのですが、ケースをアルミケースにしたので手持ちの基盤でコンパクトにしようと試みました。

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空中配線は恥ずかしいかぎりです。

 

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充電出力は2系統用意しました。逆流防止ようのダイオードは電流容量が1Aだったので余裕をみて2個並列にいれて対電流が2Aまでいけるように工夫しています。

 

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トランジスタは放熱対策も施しています。いらないPCからとりはずしたASUSの放熱盤がここにきて役にたちました。

 

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入力のアダプターは19.5Vで電流は2.64Aまで流せるものを使用。

 

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無事組みあがりました。

 

ここで取説にあるように充電電圧と充電電流の設定をVR1とVR2によって調整しなけらばなりません。

本来このキットではMAXでも充電電圧は13.68Vでダイオードを出力端に入れるとダイオードの電圧降下で13V程度しか電圧がかからないのですが改造によって13.68V以上の電圧を設定する事ができるので最高です。

 

出力電流ですが、7Ahのバッテリーなので取説では1/10の電流で充電とあります。

 

ですので700mAなのですが、結構トランジスタの発熱があるのでずっとつなぎっぱなしのトリクル充電器という事もあり、400mAにしました。(安全の為にもね)

 

設定方法は取説に書いている通りに施工しました。

これが完成品です。↓

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写真でもわかるように充電中はLEDが点灯し充電が終わればLED消灯するように

R7の抵抗に並列にー1kΩーLEDーの回路を入れています。

これで充電器製作はOKです。

あとは家電を稼働させられるインバータと照明、USB給電部を作れば自作UPSの完成となります。

 

次回乞うご期待!!!!
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