高周波メスのサージトロン対極板の修理をやってみます。

とりあえず電気メスとは?

 

通常の電気メスはおおよそ数百ヘルツに交流電流を発振させ、その電流を体に流します。
流すだけだったら、メスとしての組織の切開や止血はできないのですが電流密度を高めると組織とメス先の間で高熱が発生してメスとしての機能を発揮します。
なので、電流密度を高めるために組織との間にごくわずかな間隙を作る事(メス先を使用)と回収用の対極板が必要で、対極板は電流密度を下げる為に大きく広く体に密着させる必要があります。

電気メスのwikiはこちら

 

それに対して高周波メスは高周波(おおよそ数メガHz)を利用する事によって、メス先から放出される高周波交流で、組織の水分子を揺さぶり高熱を発生させメスとしての切開、止血を行います。
電流密度がどうのこうのとかないし、対極板も確実に密着していなくても高周波は回収できるのでその面では安全です。

ちなみに有名どころの高周波メスサージトロンのはこちら

 

そんな高周波メスの対極板を修理

よく修理依頼があるのは上記で説明した高周波メスのリユース対極板です。
本当は安全性などの観点からメーカーに依頼して修理してもらうのが得策ですので自前修理される方は完全に病院と自己の責任において実施してください。

とりわけ高周波メスのリユース対極板は電流密度などの観点から自己修理しても問題ないレベルなので当院では自前で修理しています。

そんな対極板ですが、こんなんです。↓

 

この対極版のケーブル接続部が貧弱でよくケーブルと板が離断します。

修理はそれを繋いでやるだけです。

実はメーカーに修理に出しても同様の修理で帰ってきます、そして高額請求されます。

 

直し方はいたって簡単で、ケーブルを半田で取り付けるだけです。

注意点はケーブルを半田する穴がありますがその穴に残っている電線を綺麗にとり除く事です。

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上記の金色のところに同軸ケーブルを剥いて5mm程度電線を出したら半田づけします

 

↓半田したところ

あとは半田部分に負荷がかからないように熱収縮チューブなどを用いて補強すればあっというまに数万円の仕事がタダで完結します。

修理完了!!!

あざっした。

千級!!!!

 

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